弊社ではエアコンクリーニング時に、極力、外す部品を少なくして洗浄していきます。
エアコンクリーニングといえば、これまでの清掃方法は、解体して分解して、1台あたり3時間くらいかけて、クリーニングしていく作業が流通していました。
分解を行うと、どうしても、モーター部分を触ったり、パネルのプラスチック部分に力が入ったりと、清掃直後、もしくは1年後の動作不良に繋がっていく作業が多くなります。
また、工程、時間が増えると、コストが多くなり、結果、掃除料金がアップしてしまいます。
エアコンは、工場でしっかりと各プラスチック部分がそれぞれ噛み合うように作られています。
また、電流を通す結線部分は、とても柔らかく出来ており、触ると少なからずダメージを与えてしまいます。
お客様の声でも、よくお聞きするのが、解体時に壊れた、とか2ヶ月後に動きがおかしくなった、などのご意見です。
車を分解して、改造したり組み立て直したりすると、その時は元気よく動きますが、その後壊れやすくなるのとよく似ております。
また、金属バネや、ゴムなども外しますので、その微細な部品も、よじれや外からの力が加わって、外れやすくなったり、水が漏れたりする原因になることもあります。
ネコの手では、必要最低限のフィルターやダストボックスなどの部品だけ外し、中の汚れを溶かして外に出す特殊洗剤、高性能小型静音洗浄機、トレーニングを積んだスタッフの、繊細な手作業により、無理な力をエアコンに加えずに、丁寧に優しく、洗浄してまいります。
エアコンクリーニングには主に「分解清掃」と「ファストクリーニング(分解しないクリーニング)」の2種類がありますが、どちらか一方が正解というわけではありません。お客様の置かれた状況や求める効果に応じて、最適な方法を選ぶことが重要です。
まず、分解清掃はエアコンを徹底的に分解して内部のファンや熱交換器などに付着したホコリやカビを根こそぎ除去できるため、衛生面やエアコンの効き具合を大幅に改善する効果があります。長年放置したエアコンや、カビの匂いが気になる場合などは分解清掃を行うことで、根本的に問題を解消できるでしょう。ただし、専門的な知識や分解・組み立ての技術が必要になるため、作業時間が長くなり、コストも高めです。しかしその分、清掃後の効果は長続きし、エアコンの寿命を伸ばすメリットも期待できます。
一方、**ファストクリーニング(分解しないクリーニング)**は、分解せずにアクセスしやすい部分を中心に短時間で洗浄します。費用を抑えられるうえ、作業がスピーディーなので、忙しい方や複数台のエアコンをまとめて掃除したい方にも利用しやすい方法です。また、完全分解を行わないことで機器の故障リスクを抑えられるという安心感もあります。半年に一度など短いスパンで取り入れることで、内部にホコリやカビが蓄積しにくい状態を維持できるという点も大きなメリットです。
このように、分解清掃は「徹底的に汚れを落としたい」場合に、ファストクリーニングは「手軽に、かつ定期的にメンテナンスしたい」場合に、それぞれ効果を発揮します。 お客様のニーズはさまざまで、「コストを抑えたいからファストクリーニングを選びたい」「もう何年も掃除していないので、分解清掃でしっかりとキレイにしたい」といったように、人によって求めるものが違います。こうした選択肢の幅があることで、より多くの方がエアコンクリーニングを身近に感じられ、結果的に清潔で快適な空気環境を維持することにつながるのです。