カビをそのままにしておくと、、

2019年12月30日 10:37

カビが引き起こす健康被害

エアコンの中ってなんとなく気になるけど、あまりじっくりと見たことがない方は多いと思います。

私もこの仕事をするまではそうでした。

表面のパカっと開くパネルを開けるのは高い場所にあるし億劫だなって方は、風が出てくる送風口を、携帯のLEDライトを当てて、お時間あるときに1度見てみてください。

ここの部分に黄色い油のような汚れや、真っ黒なカビが付着している場合、内部も同じように汚れています。

エアコンを使用するたびに、カビの胞子が部屋の中に撒き散らされますので、色々な健康被害が起こる可能性があります。

エアコン内部のカビや汚れが原因でアレルギーが発症すると100パーセント証明されているわけではないのですが、上の写真を見てもらっても分かるように、クリーニングすると、平均的にこれくらいの汚れが出てきます。

良く誤解されていることですが、室外機のファンが回っていますので、外の空気とお部屋の中の空気を、出し入れしていると思いがちですが、外と中の空気はいっさいやり取りはしていません。

ファンが回っているのは、熱のエネルギーを、冷房、暖房によって切り替えて、出し入れしている事によるものです。

つまり、窓を開けない限り、ずっと部屋の同じ空気がエアコンを通りながら循環しているという事です。

ずっと、カビの胞子が循環しているって考えたら、、
ゾッとしますよね、、

クーラーの汚れ起因で起こるよろしくない事と言えば、、

・お部屋が臭くなる

これは意外に盲点なのですが、居住している人は慣れてしまってわからなくなってしまうのが厄介です。
来客したご友人、お客様は意外と気付いてしまいますが、なかなか他人の家の匂いを指摘する人はいません。
ずっと気付かずに過ごしてしまっている場合も沢山あります。普段こまめに室内清掃をしていても、エアコンを掃除しないと解決しません。

・お風呂にカビが生えやすくなる

毎日、洗剤を使って丁寧にバスルームを清掃している場合でも、クーラーからカビ胞子が入ってしまうと、高温多湿なお風呂内でカビが繁殖してしまいます。

・髪の毛や衣服が臭くなる

居住していると鼻が慣れてしまい、なかなかわかりにくいのですが、シャンプーした後の濡れた髪の毛に、雑菌が付着しますので、少しカビ臭くなってしまったり、タンスにしまっていたとしても、隙間からカビの胞子が侵入し、お洋服や下着類が臭くなってしまいます。

・咳が止まらない

わたくしもアレルギー体質なのですが、旅行先の旅館等で掃除があまりなされてないクーラーの部屋で眠ると、翌日咳が止まらなくなります。
そこまで敏感でない方にも、気管支にあまり良くない影響を及ぼし、喉奥がイガイガするなどの症状が現れます。
肺に菌が入って繁殖すると、肺炎になる事もあります。

・お顔のお肌が荒れる

・送風口から漂うカビや、ダニの死骸がお顔に付くと、湿疹が出たり、痒みが発生したりしてしまいます。
吹き出物の原因とも言われています。

・目のかゆみ

暖房と冷房の使い過ぎで、空気が乾燥する場合とは別に、エアコンの中の悪い雑菌が眼球にアレルギー様の症状を引き起こし、かゆみ目や涙目等の症状が起こります。
こうなってしまうと、いくら目薬をさしても対症療法ですので、このような症状が継続的に続く場合は、空調内部の汚れを疑う必要があります。


・風邪を引きやすくなる

これは意外に思われる方も多いかもしれませんが、インフルエンザウイルスをはじめ、風邪のウイルスは、空気より重いため、通常は、人間の鼻の部分にはあまり漂わないのですが、エアコンを使うと、機械の性質上どうしても床面の空気も吸い上げますので、ウイルスが部屋の中をグルグル循環します。

この時にエアコンのフィルターやアルミフィンに汚れ詰まりが無ければ、空気中のウイルスを濾過してくれるのですが、長年の汚れを放置しておくと、その能力が落ちますので、部屋に侵入したウィルスの量が変わらず、口や鼻からモロに吸い込んでしまいます。

クーラー内部が綺麗ですと、フィルターでも浄化してくれますし、冷房使用時は、内部に結露水が発生しますので、菌を外の汚水ホースから外部に出してくれます。
汚れていると、排出能力もガクッと落ちますので、雑菌も外に出て行きにくくなってしまいます。

上記のように、掃除を怠っていると色々と厄介な事が発生する可能性があります。
ただ、一般の方は、なかなか経験も無いですし、自分で掃除してて壊したらどうしようって方がほとんどだと思います。

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エアコンクリーニングをする女性スタッフ
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